丸の移籍で思うこと。
11月30日。目が覚めた途端、丸のことを思い出しました。
なんか「丸が巨人に行く」って気がしました。本当に。
起き上がってスマホを手に取りツイッターを見ると、そんな予感は現実のものになっていました。
丸、巨人入団を決断。
寝起きだったこともあったからか、ある程度移籍する覚悟はできていたからか、それほどショックな気持ちはありませんでした。一方でロッテじゃなくて巨人か…という気持ちがどうしても拭えません。
ロッテならリーグも別だし年に3回当たるだけだし、何より丸の地元だし仕方ないよね、って思えるみたいな。
それが巨人だとなんか「結局は金かよ」みたいな。
以前の自分ならここで思考は停止、以後巨人と巨人の丸を目の敵にしていたと思います。
しかし、最近色々考え事をするようになって見方が少し変わりました。
巨人は別に不正をしているわけでもなんでもない。
寧ろルールに則って、ただただ誠実に一番高いお金を出しただけに過ぎない。
元々の各球団の資金力が違うんだから、出せる年棒の全体の資金の中に占める割合が違うという理屈はわかります。
でも選手にとって大事なのは「相対的にどれくらい出してくれているか」ではなく「目の前に提示されている、絶対的な数値としての金額」だとやっぱり思う。
そして本当にどうしても残って欲しかったら、多少割高になったとしてもある程度巨人に対抗する金額を示すべきだったのではないかと思う。
もちろんお金よりも人情、活躍が難しくなっても球団スタッフなどとして面倒も見てくれるという部分がカープの魅力なのは揺るぎない事実です。
そんなカープのファンであることに自分も誇りを持っています。
ただ、個人的にはその熱意の面に関しても今回はロッテに負けていたんじゃないかと思い、それが少し残念です。
巨人は上原への対応を見ていても人情面では多少厳しい球団かもしれないが、その分のお金を十分に支払っていると思うので誠実な球団だと思います。(かつての小久保のダイエーからの無償トレードには不信感があるけれども。)
丸がいなくなった今、どんな若手が出てくるかワクワクするし(個人的には堂林に期待しています)、決して悲観することはありません。
一方で、今はカープはチーム全体として打撃がいいので前向きに捉えられるけれども、2015年までの超絶貧打の時代が再到来した時、「丸がいればなあ…」という仮定法過去を何回も使うことになってしまうような気がするので、その未来だけは何としても避けなければいけないと思います。(悲観してるやん)
新井、エルドレッド、福井、そして丸が退団し、曽根や菊池保則、そして新たに二軍日本一の巨人から有望な選手がおそらく来ることで、例年にないくらいの激しい血の入れ替えが来年は起こります。
新元号一年目のシーズンを、新しく生まれ変わった新生カープが暴れまわって欲しい。そして巨人には25勝してほしい。丸云々ももちろんあるけれども原巨人に対しては今まで総じて負け続けてきた印象があるので。
しかし、目さめてすぐそういう話はその日一日魂抜けるからやめてほしい… 笑