【阪神編】広島ファンが他球団を語る。
昨日に引き続き野球ネタでございます。
昨日の記事でも書いた通り、僕は2005年のシーズンからプロ野球を見るようになりました。
つまり、計13シーズン見てきたことになります。
すると必然的にカープのことは勿論、カープと対戦する他球団のこともだんだんと詳しくなっていくんですね。
そこでカープファンから見た相手チームの印象について、僕がみてきた13年間の移り変わりも交えながら書いてみたいと思います!
今日は今シーズン久しぶりの最下位になった阪神タイガース。
僕は関西に住んでいるので、ひょっとすると野球中継を観てきた時間は広島戦よりも阪神戦の方が長いかもしれない。
そんな僕にとって、阪神タイガースがどのような印象なのか。
さっきも書きましたが、僕がプロ野球を見るようになったのは2005年です。
このシーズンにリーグ優勝をしたのが岡田監督率いる阪神でした。(そしてこの年の日本シリーズで阪神は千葉ロッテと戦い、4試合の得点合計がロッテ33点阪神4点と、あまりにも無残な負け方をしたため、33-4は今なお語り継がれています。)
当時の阪神打線は今でも覚えています。
一番(中)赤星
二番(二)関本(藤本)
三番(一)シーツ
四番(左)金本
五番(三)今岡
六番(右)スペンサー(桧山)
七番(捕)矢野
八番(遊)鳥谷
この中で三番のシーツと四番の金本が広島東洋カープから移籍してきており、そのために「カープは阪神の二軍」と揶揄されてきた時代でありました。
(さらに2007年オフには我らが新井貴浩が涙ながらに移籍。より一層この皮肉が言われるようになりました。この時の悲しい気持ちをまさか再び味わうことになろうとは…)
投手陣ではなんといっても中継ぎ投手ウィリアムス、藤川、久保田のいわゆる「JFK」が猛威を振るっていました(インフルエンザみたいに言うな)。
特にこの年は8回を担当していた藤川球児はえげつなく、ど素人が見てもなんとなくえぐいということだけは伝わってきていたのでした。
この「JFK」は阪神の「勝利の方程式」としてマスコミも取り上げました。
当時の僕の阪神に対する印象は、一言で言うと「勝てる気がしない」でした。
18時ちょうどにサンテレビで中継が始まります。
初回、先頭打者の赤星をフォアボールで出塁させます。
関本の打席が終わる頃には赤星はほぼ確実に得点圏におり、シーツ、金本、今岡の打席が終わる頃には1点〜3点くらい入っています。
という感じ。
因みに、大和少年は念願の球場での野球観戦を果たします。それが2005年9月10日。甲子園球場での阪神戦でした。
この日にちは別に調べたわけでもなんでもありません。
あまりにも強烈すぎたので日にちを覚えてしまっただけです。
先発投手は阪神が安藤、そして広島はこの年に阪神戦でプロ初勝利を挙げた大島でした。
阪神は中日との優勝争いも優勢に進み、リーグ優勝までもう少しというところだったのでファンはめちゃくちゃ盛り上がっていました。
座席は3塁アルプスという、一応広島側の応援席なのですが、当時はレフトの後ろの方のビジター専用応援席と3塁アルプスの前列しか広島ファンの姿はなく、僕と父の座っていた席の前後左右は阪神ファンでまさに四面楚歌でした。
そしてこの試合の結果をいうと、
21−2の歴史的大敗でした。21−3だったかな。
先制したのはカープでした。
その時が一番楽しかった。
しかし、すぐに追いつかれ、逆転され、
中盤からは出てくる広島の投手がことごとく炎上(めっちゃ打たれること)。
さらに6回か7回にはスペンサーが本塁に帰ってくるときにキャッチャーの倉に体当たり。
倉は緊急搬送。場内は大乱闘。スタンドは六甲おろしの大合唱。
この乱闘の時、全く乱闘に参加しなかった広島の選手がいました。
それがレフトを守っていた前田智徳です。
乱闘中ずっとレフトの定位置でやれやれと言わんばかりに屈伸運動などをしていた姿がすごく印象的でした。そしてめちゃくちゃ阪神ファンに野次られていました。
そしてそんな乱闘騒ぎの後も阪神打線は容赦なく打ちまくり、阪神ファンの「わっしょいわっしょい(チャンスになったら歌う)」「六甲おろし(阪神が点を取った時に歌う)」「蛍の光(広島の投手が交代するときに歌う)」を何度聞かされたことこか。
父には7回くらいから「もう勝てへんで。帰ろう。」と言われましたが、生まれて初めて好きなチームを応援する野球観戦に来たのに、ましてや当時小6だった僕が次球場で観に行けるのなんていつになるかわからないのに、途中で帰るなんてありえなかった。
後ろの阪神ファンのおっさんに「ボク〜こんなに点とってごめんなあ〜」、「シーツに金本、ありがとうございます!」などと言われても最後まで試合を見続けました。
試合が終わるとそそくさと帰ったのですが、その後僕は全くカープを嫌いになったりはせず、寧ろ「なんとかこの阪神を負かしてほしい、調子乗っている阪神ファンに目にもの見せてほしい」とアンチ阪神精神(語呂がいいので言いたかった)を強く持つようになったのでした。
僕のアンチ阪神精神が実ったのか、それからの阪神はこの2005年を最後にリーグ優勝から遠ざかり、(2014年にクライマックスシリーズでなんか勝って日本シリーズ行ってましたがあの時は2位です。)さらに屈辱的な試合のちょうど11年後、2016年9月10日に広島は25年ぶりのリーグ優勝を果たし、恐らくは当時の阪神のようなチームになります。
もうざまあとしか言いようがありません。
それでも2010年くらいまでは阪神にはあまり勝てる気がしませんでした。
特にマートン、平野恵一、ブラゼルあたりがいた頃の阪神打線は本当に恐ろしかった。
逆にこの頃なんで優勝できなかったの!?と思うのですが…なんでだったんでしょうね。
それからの阪神は弱体化の一途を辿り、2017年シーズンは結構強かったのですが今年はついに最下位に転落。2005年の時と全く逆の立場になりましたね。
因みに2005年の順位表は
1位 阪神
2位 中日
3位 横浜
4位 ヤクルト
5位 巨人
6位 広島
なので2018年の順位とほぼ真逆(巨人が3位でヤクルトが2位なだけ)になっています。
もうざまあとしか言いようがありません。
しかし、今でも甲子園で観戦する時は、勝利する瞬間まで「逆転されるかもしれない」という恐怖があります。
実際2017年5月6日(僕の誕生日。)の試合では9点差をひっくり返されて逆転負けしました。僕はこれも現地で見ていました。こうしてみると僕野球観戦運ないですね。
それでも現地で観にいかず、テレビで阪神戦を見る時は「まあ勝つやろうな」という気持ちで見ています。ちょうど2005年の阪神ファンが広島戦の時に感じていた気持ちと同じように。
甲子園で観戦する広島ファンからしてみれば、阪神ファンに盛り上がられると負けそうな予感が出てくるので、ホームランを打てる選手であったりファインプレーでファンを沸かせる選手であったりがいると怖い。
例えばマートンなんかは打撃はもちろんなのですが、守備も決してうまいわけではないけれどファインプレーをするので嫌な選手でした。
2018年のの阪神にはそういう、ファンを沸かせる選手が少なかったように思います。
と、いうわけで広島ファンの僕が一番嫌だな、と思う阪神打線を作ってみました。
一番(右)糸井
二番(二)北條
三番(三)糸原
四番(左)福留
五番(捕)原口
六番(一)大山
七番(遊)鳥谷
八番(中)俊介
この打線には打率以上の怖さがあります。
僕がこの中で一番声を大にして言いたいのは、
三番とか四番の糸井は個人的にはそんなに怖いと思いません。
むしろ一番で打線を牽引する方が嫌だと思います。足もあるし。
そして糸原は選球眼があるので阪神の中ではかなり嫌なバッターです。
大山は今年すごい前半戦大変でしたが長打力もあるし構えも打ちそうな構えしているのでやはり怖い。
鳥谷もいくら打てなくても選球眼があるし何より守備で盛り上がりますからね。
俊介も守備で沸かせるタイプなのでいると嫌だなあって感じです。
勿論梅野を使っていないなど現実的ではないですが、僕のベストエイトはこんな感じです。
矢野監督、参考にしてくださいw
最後に。
一つ言えるのは
来年は西が入り、矢野監督も二軍を優勝に導いた実績のある方なので去年よりは確実に強いと思います。
僕の予想では、矢野監督の在任中に阪神はリーグ優勝をすると思います。
というわけで、来年も甲子園観に行きたいけど結構負けそうな気がするなあ…